死刑にいたる病

 

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1人でお金払って映画を観るの最後がいつか思い出せないぐらいには久しぶり。自分のためにお金を払っているわけなので、いつもよりしっかり集中してみようと思ってこの映画に挑みました。

集中力53万だったのか散漫だったのか、隣の夫婦の夫が定期的にケータイでLINEをひらいて眩しかったり、かたや隣の女子大生ペアがパラパラお話しながらみていてうるさかったりと普段なら気づきもしないことがたくさんあって世間は僕が思っているよりも自由なんだなということに改めて気付かされました。

 

予告でかなり惹かれていた作品だっただけに凄く楽しみではいたのですが

 

「たたたさんがこういうのみるの少し怖いです」

 

とどんな関係性の方でもこの映画を話題に出すとこんなふうに言われてしまうのでもういっそ重なる部分があるかなとワクワクしながらみたり。

ただやはりどれだけ重なりそうと言われてそのことに少し浮かれ特別な人だと思い込もうとしても今回の作品の登場人物同様人を殺すことは出来ないし、ラストもあんな展開を迎えてしまうわけなので己の非力さ、無力さをただただ噛み締めるだけの結果となった。

 

 

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えぐみの凄いシーンが想像より多かったのもあって買ったキャラメルポップコーンなんか当然食べ切れる訳もなく、残すのももったいないので心を無にしてダラダラちまちまたべて満足したら帰ろう。

 

 

 

 

 

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そう思っていたのだが  …………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

????「怖い感じならもっと怖い方に振り切ってほしかった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聞き覚えのある声がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お○むら達(後輩)だ

 

 

 

 

 

 

 

 

考えてもみてほしい。

1人でなにしていいかわからず少しでも何か特別でありたいと願う一人の男が結局はしょうもない世間の自由の1部に過ぎないと黄昏に黄昏ている所に後輩の声がするのだ。

 

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考えろ考えろ。

 

 

1人で映画をみているところをみられたくない。

 

しかし、後輩から先に気づかれてしまった時のリスクがあまりにも大きすぎやしないか。死刑じゃんそんなの。いたる病というよりも!

 

ならいっそ先に「おつかれい!」と声をかけてしまって、その場を離れるのが無難な選択であり、後に会った時に同じ映画みてたね!びっくりしたね。と声を自らがかけにいくことも出来て気まづくならないのではないか

 

 

 

よしこれだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺「おつかれい……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お〇むら「え、なんでいるんですかえ、ちょ、下で待ってますね」

 

 

 

 

 

 

 

 

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どーーしてそうなる!

 

今からキャラメルポップコーンを心を無にして虚しく1人で食べるのだ。

だが、これじゃダラダラ食べててはなんか待たせてるみたいではないか

口に入らん!第1食欲もない

 

 

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帰ろう。キャラメルポップコーン食べるの諦めよう。

 

待っていないのはわかっている。

 

待たせてた場合が最悪だし、この映画館に1人でくだらないことを考えているより、とっととこの場を去って家に帰るほうが落ち着くや

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お〇むら「あ、きました!」

 

 

 

 

 

 

 

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もういいや。

 

 

1年生に混じっておじさんが1人新宿駅にむかってかえる。

 

 

孤独って1人でいる時より大人数でいる時の方が感じるよね……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おれ「……飯行くか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???????

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやいまなんて言った我!

 

帰れよ、とっとと帰れー!

 

いやわかるよ、孤独を感じてしまったんだな。これから1人で飯食べるぐらいならもういっそ誰かと食べた方がいいと本能的に感じたんだな。…わかったよ。

 

 

 

後輩とご飯を食べるといった経験があまりない。こういう時何を食べるのが正解なんだ。ってかお腹減ってないし、食欲もない。

 

口にキャラメルポップコーンの風味がまだ残っている。

 

てかマジでお腹減っとらん。

 

映画に寿司がでてきた。寿司にしよう

寿司なら食べる量も調節出来る。

 

????「イカしか食べないんですよ」

 

〇く○○「サーモンしか食べないです」

 

 

 

 

誰も寿司食わないなこれ

 

飯って食べ終わるまでテーブルの上に残っているものだけど寿司は食べたいと望まないプレーヤーはテーブルに何も置かれない

 

調節出来るぶんだけ無言の時間が生まれるのは言うまでもなく。。

 

 

今日の教(今日)訓

 

後輩とばったりでくわしてしまった時

→鮭(サーモン)よりかは酒

 

それかイカではなくもういっそ行か(イカ)ない。

 

でないと死刑にいたる病に犯されてしまいます。

 

 

 

まぁなんだかんだ諸々コミコミで楽しかったから良しとする

 

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映画の感想ちょろちょろ

 

物語のテンポ

 

絶対前に進めるぞという意識を感じた。説明シーンも多いのにスピーディに感じたのは常にキャラクターが同時並行で動いていたからだと思う。

 

例えば元ボランティア活動ではいむらと一緒にだったたきうちがまさやと居酒屋で会話するシーンも食事しながらだったりと話を聞いていくうちに居酒屋から洋食屋にわざわざ転換させたり人物を行動させながら背景を変えていってました。面会室での動きが作りにくいシーンでも映像演出ではいむらの残虐性を魅せたりと退屈させない演出が多かったのが良かったです。

 

まさやの顔がアクリル板に反射してはいむらの顔と重なる映像的演出すごく好きです。

 

 

 

 

父親

 

 

今作には二つの世界が存在します。まさやのいるこちら側の世界とはいむらのいるあちら側の世界

最終的にまさやはこちら側の世界に踏みとどまる。まさやは父親がはいむらではないと確信に変わった理由をサラリーマンが殺せなかったからと言っていたけど、同時期に本当の父親とまさやにもリンクするところがあったのではないのかと思います。ずっと違和感のある遠い距離で喋っていた本当の父親とアクリル板越しにはいむらと喋っていたまさや。それぞれがあちら側にいるようにみえるけど、本当の父親は最終的にれいこに促されて、こちら側に渡って同じリビングで集まってビールを飲むわけですね。

 

 

 

 

 

決断力のとぼしい母親と、優柔不断なんですよねと呟く金山

絶対血つながっているやーんなんて思ってみてたら赤ちゃん燃やされてて笑ってしまいました。全然騙された。

スリードが多すぎるのよ

 

 

 

 

 

灯里

 

どんなサークルかも知らせないでまさやを呼び出して失礼な話だし、じゃあなんで呼んだんだって事だけど恐らくまさやの自尊心を損なわせる事が目的で、はいむらがボランティア時代に一緒にいたたきうちによればはいむらは養子組の子を操縦するのが上手かったと言っていた。集団の中に上手く溶け込んで特定の人物を孤立させ、そこに歩み寄っていき心をひらかせる。それと同じやり方で灯里はまさやに近づいていている。はいむらから人心掌握術を受け継いだのが灯里という衝撃の結果で終わった。

だが、そんなことより、序盤でグロいシーンをみせつけてきたかとおもえば、ラストでエチエチなシーンまでみせてきて、ほんとやりたい放題だなとつっこみたくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空想と浪漫、そして、、友情『シン・ウルトラマン』

※ネタバレ注意

 

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ウルトラシリーズの話題に仮面ライダーと並べられること多いのですけど仮面ライダーよりはウルトラマンかなーって返事すること多い。

別に仮面ライダーをみて育ってこなかったわけじゃない。

ウルトラマンが好きなんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんで?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

んーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

なんでなんだろう。。でも

 

今回のシン・ウルトラマンをみて少しわかった気がしたので感想を書きながら整理していく

 

 

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ウルトラマンが人間を守ってくれる理由」

 

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神永が「自分より小さい子供を救うために自らを犠牲にした」最初のきっかけの描写こそあったけど、ハッキリしたイベントが細々と発生する訳でもなく、ウルトラマン自身が人間をすきなんだと自覚したシーンもなかったかなとおもう。

 

ウルトラマンが人間を好きなった理由がわからない

 

空想とリアリティラインを絶妙なバランスで作り上げるシンシリーズでは、政府がどうこうだとかで、人間の汚い部分も多く取り上げられる。そんな人間をウルトラマンはどうして好きになったのか

 

 

それはウルトラマン自身もわからないんです。

わからないけどウルトラマンは助けてくれるんです

 

 

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ウルトラマンは人間のことを理解し、好きになったのではなく、わからないけど興味をもった。次第に好きになっていったんだと思う。

 

 

むしろ人間のことを理解しているのがザラブやメフィラスと言った連中でウルトラマンとは対になる存在なのだと思う。

 

メフィラスがよく「好きな言葉」と言っていた。キャラクターを印象付ける言い回しを残したかったぐらいにしか思ってなかったけど、好きを言葉にできるものたちが敵としているからこそ、好きを言葉にできないウルトラマンの中の感情が引き立つ気がする

 

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そんな「好き」を言葉にだせない不器用なウルトラマンの姿をみてゾーフィが「そんなに人間のことが好きになったのか、、」の思わされ君ほどの人がそんなに人間が好きなるなら、やめておこう、、ってなる

 

きっと宇宙にいる知的生命体はザラブやメフィラスのようなやつらのほうが多い。

でも、ここでウルトラマンが「人間が好きなんだ」とハッキリ言わないやつだからゾーフィに気持ちが届く。君ほどの人がそこまでいうなら、、ってなる。

 

とても可愛く美しくないですかウルトラマン

人間視点不思議だと思うんです。銀色の不気味な外星人が命張って人類のことを守ってくれるんです。ウルトラマンだってやろうと思えば街をボコボコにできるだろうに、そうはせず、人間を守るんです。

「なんだか、わからないけど好きだな、、」って思ったから。

 

 

 

 

そしてそれは僕も一緒なんですよ。

ウルトラマンなんで好きなの?ってきかれること多いのですけど聞かれるたびにいつもなんでなんだろうって思う。きっかけこそ入院中やることがなくてやってたテレビがウルトラマンだったから観てただったけど、なんで、ウルトラマンが好きなのかきかれていつも返事に困ってた。

 

なんか好きなんですよ。

きっとウルトラマンもそうなんだと思う。

 

ウルトラシリーズによく出るフレーズに「ウルトラマンは神ではない」というのがあるけれど、僕ら人間からしてみれば、ウルトラマンのようなとてつもない力をもった生き物が突然護ってくれるとなっては神のようにみえてもおかしくない。

でも、神なんかじゃなく人間と同じく地球を愛した生き物に過ぎず、対等な立場にある。

自分がザラブ星人に囚われる可能性を予見して手がかりを残しておいたお陰で、神永は浅見に救出されるわけですが、ここ人類を下等な存在と見てなめきっているザラブ星人と、対等な存在として見ているウルトラマンの対比になっていたなと思います

 

 

ウルトラマンは人間が好き。理由は本人もわからない。守るために命を張る。だから素敵だし、そういう部分を映像に載せることでウルトラマンの神秘性を薄め、人間と同じ仲間、友であるということを強調しているのでないでしょうか。。

 

だからウルトラマンの心の動きが観ててわからなくていいと思う。そもそも考え方も育ちも違う異星のものだし、わからなくて当然だと思う。(それでも助けてくれるから嬉しいんだよね)

 

もっとウルトラマンのことを知りたいって思いませんか?

僕は思わずパンフレット買っちゃいました笑

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ざっくり感想 

 

 

銀色の姿で登場した巨人が人間と混ざったあと赤いラインが体に入ったけど、人間の血と混ざったっていう禁忌を表現したかったのかな

最初の登場シーンウルトラマンの特徴でもある、赤いライン、カラータイマー、ジュワッチという掛け声がなくともウルトラマンだとわかるのが伝わるのすごくない?

 

 

メフィラス

 

自然な振る舞いなのにどこか不自然という絶妙な胡散臭さ。同じ「人間を演じている異星人」である神永が「無表情なんだけどどこか人間臭い」のと好対照。メフィラスが人間を分析して上辺を真似しているのに対して、ウルトラマンは人間を理解しようとしているということなんでしょうか

 

 

ゼットン

 

「全く歯が立たない」という解釈を最大限誇張して、絶望感に浸らせたのも凄かった。

これまで冷静なウルトラマンが絶対に勝てないとわかっていながら挑むのが神永に影響されたのかなんなのか、人間が混ざった感じがして胸打たれた。胸打たれてたらウルトラマンが怒涛の集中砲火を浴びてた。

 

 

 

米津玄師

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曲のタイトルがM八七ということだけど、ウルトラマンがいる光の国は本来M78星雲というところにあるという設定なのだが、数字が逆

映画をみていてもわからなかったので後で調べたら、元々はM87星雲だったのが、誤表記で広まって今に至るらしく、監督と相談しあった結果この曲のタイトルになったらしい。

そういう裏事情がすごく多い。ウルトラマンの象徴の1つともいえるカラータイマーがない理由とかゾフィーではなくゾーフィだとか。

全然知らない知識だったので興味持った人はちょっと調べてみると面白いかも

 

 

御年寄多めな客層に米津玄師を置いたのが良かったのか、流行りのアーティストの曲を聞く場がないからとても有難いという感想をよく見かけた。

当時流行した『ウルトラマン』をみてた今流行しているものに触れるこの連鎖が『シン・ウルトラマン』の1つの醍醐味でもあると思う。

 

 

 

日本

 

海外の人が1人も出ない。何故か敵は日本にしか出現しないと言ったセリフからも取れるように日本だけで完結させる意地みたいなのを感じた。

 

 

 

全体を通してウルトラマンの世界観や、知識0で見た時、なんのこっちゃわからんシーンがすごく多そうとは思った。わからないのがいいとはいえ評価をわけるポイントなんだろうな

 

1回目神永が変身し、戦い終えたあと、みんなと合流する。「いや、お前さっきまでどこで何やっていたんだ!」と思われそうなシーンやゼットンの1兆度の火を吹くという意味不明なぶっ飛んだ数字ですら愛とリスペクトを感じる。所謂興行収入とかは高望み出来なさそう。

でも、間違いなく今回の作品はウルトラマンの良さがでていた。

 

『シン・ウルトラセブン』もみたいな

 

 

それはそうとウルトラシリーズをあまり知らない人はまだ知らない作品が沢山あるわけで羨ましさったらない。    

 

 

ここで1つ(本当はもっといっぱいある)オススメ作品を紹介

 

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ULTRAMAN

 

世代を超えて愛され続けている「ウルトラマン」の2004年版リメイク。別所哲也ウルトラマンに変身するヒーローを人間味あふれるキャラクターで演じられる作品

こちらも映画なのでみやすくて面白いのかなとおもうので是非!

 

 

 

 

 

 

https://youtu.be/MDZ_TljRi1s

 

https://youtu.be/2WDjlLNpjZM

 

https://youtu.be/HafAKyydbHM

 

https://youtu.be/n52pAgIneKg

 

 

優しい人たち

※ここでは自分の名前をあああ(仮)とする

 

 

 

常々感じることだが、なぜ人には性別があるのだろうか。

「彼女が好きなものは」を観たあとだというのもあるかもしれないけれど、性別という高い壁のせいで損することが多いと思う。男と女になるだけで人間に生殖活動を行わせるためにどうしても「下心」が生まれてしまうように出来ている。この「下心」は主観でみても客観的に考えてもかなり気持ち悪い。

 

良くも悪くも今日(12月29日)の忘年会はわかりやすい「下心」をあまり目撃しなくて感動した。

 

人と人とが分け隔てなく何も考えずただただお喋りをする空間ほど素敵なものは無い。

 

 

12月24日に呪術廻戦をみにきたカップルが間違えて1日違いのチケットを買っていた。

席はあいにく満席なので、どうしてもそのカップルは今日呪術廻戦の映画を観ることが出来ない。きっとそのカップルにとって今日のビッグイベントの1つだったんだろう。

見た目から察するに男が2人で観るために混みあってて取りにくかったであろうチケットを一生懸命女の子のために取ったのだろう。

なら当然、楽しみの度合いで言えば男のほうが大きいはずで、その取ったチケットを女の子の目の前で使えないから今日観ることが出来ないとスタッフの方から通告された事を考えるとまともじゃいられない

 

今頃そのカップルは仲良く楽しく過ごせているのだろうか。。

 

呪術廻戦を観に来ている方々を見る度に思い出す。もうそんな悲しい一日を台無しにする事が起きなければいいのに。。

そんな願いが届くわけもなく今日も悲しいことが。。

 

5.6才の子供が泣きじゃくっている。

誰がどうみたって迷子。

ここまで混むと、はぐれることだってあるだろう。

あんな狭い中であれだけの大人数の中から親御さんをみつけるなんて子供には絶対出来ない。

それは逆も同じだが親御さんはスタッフの方に子供がみつからないから探してほしいと聞くことができる。しかし、スタッフだって忙しい続きで今の自分の役割を果たすだけで精一杯だろうしアドレナリンもドバドバだろうから、見知らぬ子供を探してほしいなんて言われても聞く耳も持てないだろう。

 

社員さんが4階にあるはずのドライバーがどこの階にもないと泣き騒ぐぐらいだ。そんなしょうもない些細な事で騒ぐぐらい忙しい中衝撃的なものをみた。

 

スタッフの方が迷子になった子供と同じ目線の高さになって心配してあげている。

感動した。

当たり前のことかもしれないけれど各々役割がある中で今目の前の困っている人をどうにか楽しい日々に戻してあげたいという一心なんだと考えるとその光景があまりにも眩しかった。

 

こんな素敵な方々と忘年会が出来るのだと思うととてもワクワクした。

 

 

 

ちなみにさっきのドライバーは自分が探したら普通に4階にあった。なんだし笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

せっかくの年末忘年会。お葬式ムードにはなってほしくない。そんな心配を1秒もする暇もないぐらい、みんな食べて食べて食べてお話して騒いでいた。

余ると心配されていたピザもお酒も一瞬で無くなった。

ピザとサラダとドリンクを現地まで運んだが余った分だけ持ち帰らなきゃならないのかと心配してた自分が恥ずかしい。6時間にも及ぶ忘年会だったがわずか1時間で生と小さいチョコレート以外ほとんどない。

みんなの食べ物を取っちゃいけないと食べるのを躊躇っていたが、まさかあれだけの量が一瞬でなくなって自分がたべられなくなるとは想像もしてなかった。

 

途中から朝比奈さんがきて、差し入れと言ってみんなが好きそうなお菓子をいっぱい買ってきていた。案の定それも一瞬でなくなったのだが、みんなもただ適当に食べているのではなく、今自分が食べたかったものだったから食べたのだろう。みんなの好みを抑えてる朝比奈さんはやっぱり凄いなーと改めて思った。朝比奈さんが買ってきたものはあまりボロボロこぼれないものが多く、きっと後片付けのことを考えて極力床とかが汚れないようにしていたのだろう。そのあたりの気遣いも幹事を想ってのことだろう。

 

おっぱたくんと喋ってみたかったから話しかけてみた。ずっと真夜中でいいのにが好きらしい。アーティスト名は聞いた事あったけどなんの知識もなかったから話をひろげてあげるのとができず、

「そのアーティストのどんな所がいいの」

と自分でも何言ってんだ!笑とツッコミを入れたくなるほどつまんない聞き方をしてしまった。何も食べてないしほとんど飲んでなさそうだったから、適当に食べ物を渡した。そしたらなんでも食べる。美味しいとは言うけれど食べ方的に食べたかったものが来たから食べたのではなく、自分より目上の人に食べ物を渡されたから仕方なく食べたっぽかったからやらかした。

すぐに切り替えて、

「今何飲んでるの」ときくと

「一応アルコール入っているのでお酒ですね〜」

「一応って笑、どれー?梅酒?」

「そこにあったスト缶」

「👀👀👀👀👀🙄🙄🙄🙄🙄🙄?!?!?!」

むっちゃ飲んでんじゃん!!

「自分のサークル陰キャサークルなのにシャンパンめっちゃあけるから耐性ついちゃったんですよね。バカの集まりです」

 

その後1度もお水すら飲んでなかったしほんとに強そうだった。

 

郷野さんに今度私にあったら「国家機密(比喩表現)の任務は達成出来たか?」と聞いてください。と言われていたので、今日聞いてみた。

 

「あっ…!…ん、、なんの事ですか。知らないですよ!!!(圧)」

な、な、な、ななんで!!笑

怒ってるんですかー!笑

どうやら聞くタイミングを間違えたらしい。また今度聞こう。

廣瀬くんがいない時に廣瀬くんのことをよく神様と呼んでいたから不思議な方だなと思ってはいたけれど本人の前でも神様って言っててもっと不思議な方だなって思った

 

岡村くんが意外と食欲旺盛で驚いた。途中参加で席についてピザを食べるまでの時間わずか1分。朝比奈さんにもう食ってんじゃんと突っ込まれてニコニコしていた。

耳たぶにホクロがあってピアスかと思ったことを伝えたらよく言われますと言っていた。オシャレな所についているホクロっていいなと羨ましくなった。距離が近くないとわからないことを知って、忘年会ぽい笑と1人勝手にニヤニヤ

 

 

上田くんが生ビールでお腹を満たしたいと言ってて危険な香りを感じたが、超えてはいけないラインを自分ってわかっていそうでずっと戦っていてかっこよかった。

「あああさん、きゅうり美味しいっすよ!向こう(離れている席)に流してきた方がいいっすよ!勿体ないです!」

 

この忘年会で自分は何が出来るのだろうと不安が募る毎日を送っていたのだが、最終的にだした結論は

 

・買い出し中寒いと誰かが騒いでも大丈夫なようにカイロ

・あって困らないきゅうりの漬物

・万が一のTOHOのギフトカード(?)

 

3つを持っていくこと

 

上田くんはそのきゅうりのことを言っている。

つまらないダジャレを言う度に

「あああさんのダジャレはほんとに面白くないです(マジトーン)」

と言うぐらいだから恐らくお世辞ではなくマジで美味しかったのだと思うが、きゅうりをつけたのが忘年会が始まる24時間前だし自分で食べても漬けすぎで、あまり美味しくない。加えて

 

「あああさん、きゅうり美味しいっすよ!向こう(離れている席)に流してきた方がいいっすよ!勿体ないです!」

………

「いや、あああさん、きゅうり美味しいっすよ!向こう(離れている席)に流してきた方がいいっすよ!勿体ないです!」

 

3回繰り返す。絶対酔ってる笑

斉田さんが優しく包容していた。さすが母性の塊のような人だ。。とみていて微笑ましかった。

 

 

始まってすぐに疲れこんだ哲さんがやってきて

「だめだ、疲れた、人間と喋るのは疲れた。ゆっくりしてー」

「だったら自分のところにくるのミスでしょ笑」

「いや。あああは人間じゃないから」

「お、おう」

 

そのちょっと前に

「人間観察するの好きなんだよね」

朝比奈さんおもれーとボヤいていた。

自分は人間じゃない=みていて面白くない

ということを伝えに来たのだと思うが、素直に反省。というより、みていて面白い魅力に溢れた素敵な人間になりたいよね。

どうやったらなれるのだろうか、、

 

 

田仲さんにもまぁまぁの回数お酒飲んでます?大丈夫ですか?と年下の方に心配されて恥ずかしかった笑

 

 

 

加藤さんと小見山さんが意外とお酒に弱く、勢いよく飲むのも含めて意外だった。

ただ、2人とも飲んだところで口調もテンション感も変わらないのでいい酔い方だなと思った。

対称的に上野さんは上品な酔い方をしていて、酔っていても周りの気配りを忘れずに楽しんでいた。ちょくちょく自分のことを気遣って話しかけてきてくれる。酔っていても1歩後ろに下がって周りをみれるのは上野さんらしいなと思った。

 

 

阪上さんが始まってすぐ、部屋にあったWiFiの説明書を読んでいる。見た感じ、WiFiを使いたいのではなく、どこに座ればいいのかわからなくて困っている感じだった。阪上さんと最近ブレイク被ることが多くて私が忘年会に行ってもいいのでしょか?とずっと不安がっていて、自分も同じ気持ちだったから話しかけに言ったけど、WiFiで話がひろがるわけもなく笑

最終的にはとけこんで楽しそうにしていたので安心したε-(´∀`*

梅酒をたくさんのんでいて、なくなりそうだったから、追加で買い出しに行ったけど阪上さんが飲みたかったのは飲んでいたメーカーの梅酒であって、適当にコンビニで買ってきた梅酒ではなかったらしく全く手をつけてなかった笑やらかし

 

 

中島さんが会う度、忘年会もうすぐですね!楽しみですね!と言って始まる前から終わりまで、ずっと楽しそうにしてて、いや、どうなんですかねーなんていってカッコつけて返事していたけど、内心それを聞いて自分もまた始まる前から終わりまで楽しかった。

 

楽しみにしていたのを知っていたのに今日2回目の4階に忙しいのにはめてしまって、、エネルギーを奪って申し訳なかった。。

 

 

 

やらかした関連で言うと大富豪

自分が素人に負けるわけないのに参加してしまって、中途半端な空気にしてしまって反省。

響ちゃんと酒匂さんがあの中だと上手だった。結果だけだとわからなかったけどおそらく阪上さんも上手そうだった。

 

持っていた札が

Aと6が2枚 5.8.10.13(あと1枚あった気もする)

 

 

・Aの2枚を使ってターンをもらって終わる流れを作るために2の残りの枚数を把握すること。

・5と13が邪魔だから使い切ること。

・6の2枚を出すタイミング

 

最終的にラストカードを10にして捨てるカードがなかった。

 

5、13をどこかあやまったタイミングで出してしまったせいで、手元のカードが減って矢田さんチームに12の2枚だしを許す結果になってそのまま1位取られたのが下手だった。

 

 

 

 

小杉くん

「高身長」「頭が良い」「お酒に弱い」

自分が欲しい三拍子揃ってて羨ましすぎた。

勇くんも、だいたい揃ってるけど酒に酔うと行動がより荒くなっててゴミ押し付けられてめんどいなーって思ったからだめーー笑

 

 

矢田さんは何言っても肯定してくれるから優しかった。だいたい自分でも何喋ったか覚えてないぐらい適当なこと言ってもその話ちゃんと拾って広げてくれるからお話も上手

 

 

 

 

廣瀬くんが序盤「早く死にたいなーと思って」とか言ったり矢先9時ぐらいにはっちゃけようかな!とか言ってやばいやばいやばい暴れ散らかすのか?!とあわあわしてたけど19時半にはもう出来上がってて面白かった。

海さんとやまぐちたくともいてほしかったなー

 

やまぐちたくとがいなくて寂しいことを伝えて共感を求めようとしたら、「いや別に」と言ってて噂に聞いてたツンデレのそれでなんか可愛かった笑

でも、廣瀬くんは自分が元々何言っても否定しかしないし今日の唯一の肯定も

買出し中 買ったものを持つよと言っていたら、「じゃあ持たせましょう」のこれだけ笑

いいとおもう。しらんけど。

 

 

買出しシリーズでいうと会計を山野さんのカードで払うことになったけど、山野さんがその場にいなくて暗証番号が必要になり僕ら4人シドレミドレしたのは面白かった。ほんとドーしょうもない笑。サラダ誰が食べるんだろうと思ってはいたけど結局サラダが1番最後に残っていた。ドレッシング見当たらなくて、そのままサラダ1人で貪っていたけど、中々苦かった。ちなみに最速で無くなったのはチキンナゲット。マックがつえぇ。

 

 

買出しチームはそのまま現地にむかったけど、案内役の加藤さんがまさかの方向音痴でしばらくバタバタした。場所がわからなくて隣の隣の居酒屋に間違えて入ってしまい店主にここじゃないですと追い返されたのは恥ずかしかった。笑

 

 

 

 

 

木村ちゃんは以前にビール飲んだことないんでって言っててまたまた〜って疑ってたけどガチで飲んだことなさそうだった。

意地張って20歳まで絶対にお酒を呑まない縛りをしてたその時の自分を思い出してなんだが泣きそうになった。

郷野さんから聞く木村ちゃんの話も木村ちゃんから聞く郷野さんの話も面白いから好き

森林コンビ

 

 

 

 

 

 

冨岡さんと三毛さんだけ何もお話出来なかったから今度色々聞いてみたいな。

 

海さんが朝、忘年会いきたかったなー!(むっちゃ気持ち籠ってた笑)と釜洗しながら叫んでいたので、首引っ張ってでも連れていきたかったな泣

海さんイメージだけど摘めるチーズもってモニターの前にずっと居そう。それが絵になるって羨ましい

 

 

山野さん幹事ありがとうございました。たのしかったっす。

 

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映画「花束みたいな恋をした」

こんばんは

 

22歳 独身男性です。

 

 

 

土井裕泰監督映画「花束みたいな恋をした」鑑賞しました。

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予告をみて凄く惹かれました。

ターゲット層が私のような人だからかなと思っていましたが、どの年齢層でも皆さんがターゲットは私だと感じられるのではないかなと。色んな方々が観られる作品だと思います

 

改めてストーリーをご紹介

【Story】
東京・京王線明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った山音麦(やまね むぎ)(菅田将暉)と八谷絹(はちや きぬ)(有村架純)。好きな音楽や映画が嘘みたいに一緒で、あっという間に恋に落ちた麦と絹は、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。近所にお気に入りのパン屋を見つけて、拾った猫に二人で名前をつけて、渋谷パルコが閉店しても、スマスマが 最終回を迎えても、日々の現状維持を目標に二人は就職活動を続けるが…。

まばゆいほどの煌めきと、胸を締め付ける切なさに包まれた〈恋する月日のすべて〉を、唯一無二の言葉で紡ぐ忘れられない5年間。最高峰のスタッフとキャストが贈る、不滅のラブストーリー誕生!
──これはきっと、私たちの物語。

 

 

ネットでは「はな恋」と言われていますが

館内では「花束」と呼ばれていたのでここでは花束で通します

花束の感想を書いていきます。

 

 

知人のYouTube動画です良かったら観てください!

【リモート演劇】YSD CHALLENGE 3rd 片山七海ver - YouTube

 

https://youtu.be/NR4kcFB2CdE

特に2つ目めちゃくちゃ面白いです

 

※ここからがっつりネタバレ含みますので気をつけてください

 

 

 

 

 

 

 

菅田将暉有村架純

 

2人とも凄く上手ですよね。開始から菅田将暉有村架純!!とはならなかった。

麦くんと絹さんが初めからいていい意味でスター性のない平凡などこかに居そうな設定の2人だった。今回の映画は親近感に溺れる映画。2人を丁寧に演じていたなと感じました。

 

作中では2015年の大学生の2人が出会い2020年の社会人のタイミングで別れるのだが若干私と年齢は離れているものの自分と凄く重なるものがたくさんありました。

年齢が離れてていても大体の人が通る社会人までの道だったりまだ若い高校生の方がみたらまた違う感想がたくさんでてくるんだろうなとも思いました。

出会い系でも合コンをするわけでもなく、ごくごく普通に理想の出会い方を趣味嗜好価値観がすごく似ているお似合いの2人がどうしてすれ違ってしまったのか。。

この映画を一言で言うならば

2人の理想の恋愛を社会という現実が踏み潰した。そんな映画だったのではないでしょうか。

理想と現実をわかりやすく「恋愛」を使って表現していましたが「恋愛」に限る話ではない気がしてしばらくこの事で私は悩むことになりました。

 

 

固有名詞

 

多くの固有名詞が出てきます。

本来それらは権利等の関係で使うのは難しいですが、それらはわかりやすく私たち鑑賞者に愚直に時には伏線として丁寧にも大胆にも使用されます。

ゼルダ」が出てくるのですが私はゼルダをしたことがないのでわかりませんが、チョイスが絶妙にいいみたいです。

また「パズドラ」も出てきますが後にお話しますが決していい表現で使われていないのによく使わせてもらったなと

 

 

タイトルと予告

 

 

花束みたいな恋をした

いいタイトルですよね。観る前から凄く惹かれました。瞬間的に感じた想いなのか、はたまた別れるときに感じた事なのか。

 

恋の始まりから終わりまで理想を観ていたと感じます。それらを束ねていくけど、そのままの状態では残らない。。そういう事なのかな

 

ただ2人が別れる際「別れよう」とは一言も発さなかった。互いにありがとうと感謝を込めてそれぞれが花束を送ったようにもみえました。

私は後者のような気がします。

 

予告で惹かれた。

ずっと2人が出てます。

2人は少しずつすれ違っています

すれ違い方の日常感

テーマソングに使用されている「Awesome City Clubの勿忘」ですが1度も劇中で使用されませんでしたね

https://youtu.be/cFrBhxMpMwk

 

 

ジャンケン

 

パーがグーに勝つ

石を紙で包んでも破けるだろと言っていた2人。とてつもなくしょうもないことだが終盤に バロンの引き取りをジャンケンで決める際麦はパーを出して絹に勝つことに。もうしょうもない事を考える余裕がなくなってしまったのか、それとも自分の気持ちを押し殺して大人になったということなのか。いずれにしてももう2人が共通して持っていた価値観が変化してしまったのだろう

 

靴もそう。2人は最初同じスニーカーを履いていた。似た収入力同じ価値観環境によって人の履くものは変わります。2人が同じ道を歩いた象徴。社会人になってから玄関にあるふたつの革靴。もう別々の道を歩んでいる

 

価値観の変化を表すシーンはこの先何度も出てきます。

 

今村夏子「ピクニック」

 

圧迫面接を繰り返し受ける絹に対し、「その人は今村夏子さんのピクニック を読んでも何も感じないと思うよ」という麦。

その後会社で理不尽な対応をされる麦に対し、「その人は今村夏子さんのピクニック を読んでも何も感じないと思うよ」と全く同じ言葉をかける絹だが麦が「俺も何も感じないのかもしれない」

 

最初のシーンで昔にイヤホンの蘊蓄を語られた事を覚えていた2人なのできっと同じやり取りをしたことを覚えているのだろう。その上で絹の過去の麦の言葉をあっさりと吐き捨てたということは変わってゆく自分に抵抗はないのだろう。

 

途中でも「楽しくないことなんてやりたくない」と麦が絹に対して発言し2人で暮らすことになったが絹がその時の仕事を辞めて派遣をする際にあっさり仕事を辞めたことに怒りをみせるも「楽しくないことなんてやりたくない」と反発する絹

 

麦は絹とずっとそばにい続けられることが楽しい事だったのだろう。けど絹は楽しいことが麦といる事だったのだと思う。

だから麦は楽しくないことだって一緒にいるために頑張ってやってこれたのだと思うが絹はそんな風に過ごす麦と一緒にいてもだんだん楽しくなくなっちゃったんだろうな。そんな軽いものではないと思うけどね。

 

就活

 

麦が就活を始める前にそれぞれの親が2人に会いに来る

 

 

麦のルーツは田舎。好きなこと(絵)をやって何者かになることを夢見て上京。同棲した部屋にやってくる父親は花火師で、いつか返ってきて家業を継ぐであろう息子に仕送りをしていた。上京しても親からのお金があるおかげで今を生きていることに苦い想いがきっとあり安定した収入力が根底に欲しかったんだとおもう。

 

 

絹は都会っ子。広告代理店に勤める両親を持ち、裕福な家庭で自由に生きてきた。

 

麦は大人になるために当たり前にお風呂に入る(社会人になる)ことを選び、両親を見てきた絹は社会のひとつの歯車になってしまうことを受け入れられず、一度得たはずの"ふつう"の職を自ら離れる道を選ぶ。

 

ここまで共感が凄く大きいです

特にお金。

絵を描くことでの収入が落ち、親からの仕送り5万円が無くなる。ここから麦が就活を目指すまでの流れで凄くうるっときました。

 

私は世間とれ比較的お金がありません。その中でやりたいことと、仕事にしたいこと。そばにいたい人とずっといることを両立させようなんて出来るわけもなくて毎日がとても不安です。 

一定あった収入ですら足りないと感じていたお金からマイナスされると不安にとても狩られます。このまま大切な人とそばに居続けられるのだろうかと。お金って生きる死ぬだけじゃなく大切な人を喜ばせたりさせたい中で今の己の実力では何もしてあげられない無力さ。

 

麦は親からの仕送りとは表現せずに5万円が無くなってコーヒーをコンビニへと格下げしたと言っていました。お金への執着がそこそこ大きく2人の帰り道に飲むコーヒーを格下げする事に耐えられなかったのだろう。

 

私はお金がない時に大切な人に顔向けできる顔がないと思いいつも会いたくない気持ちになります。

たまに思わず口にしてしまいますが、お金がなくてもいいからしょげないでと怒られます。

 

絹にとってもコーヒーの格下げなどきっとどうでもいいのだろう

 

 

イヤホン

 

ファミレスで2人は1つのイヤホンを分け合います。同じ世界を繋ぐ表現するものとして登場します。

その後最初のクリスマスに2人は互いにイヤホンをプレゼントします。

 

時がたってSwitchが発売される年になってから2人でするつもりで買ったゼルダ

就職後に今までの楽しいと感じてきた事が出来なくなってきて、絹がするゼルダを遮るためにイヤホンを使います。おそらく麦を誘うためにゼルダを始めますが麦は断ります。

その時遮るために使っているイヤホンは大好きな彼女がくれたイヤホンで。。

 

「こういう」のを感じ取る力って男性結構かけがち説

少なくとも私にはありませんね。悔しいですが。人と同棲するというのは恋人同士に限らず「こういう」ことにどれだけ敏感になれるか、もしくは感じとる側が見過ごすかのどちらかなのかなと。タチの悪いのがこういうものは瞬間的に爆発するのではなく、蓄積されていくもの。お互いに言わないんですよね。

「こういう」ことがわからない人なんだなとどんどん悪い方へ悪い方へ、、

 

でも、別れたあと再会するきっかけもイヤホン

ファミレスで語られた蘊蓄を自分なりの言葉と考えにしているのが可愛い

 

可愛いと言えば押井守をみて「世界水準ですっ!」って言う絹がとても可愛らしい

 

 

タトゥー

 

「お揃いのタトゥーなんて一生別れないって思っていないと入れられないよね」と笑う。先輩カップルが別れたあとも同じように笑う。

でも、2人のような素敵な恋愛で心に刻まれた思い出は、タトゥーよりもずっと深くて、なにをやっても消せないものなんだよ…と切なくなる。

 

タトゥーを掘っていた先輩は後に亡くなってしまいます。

お風呂で溺れて死んでますが、絹の母親が社会にでる=お風呂に入ることと表現していたので社会にでて死んだという暗喩をしていたのではないでしょうか。2人でお風呂に入っていたシーンは楽しそうでしたね。

 

 

 

本棚

 

好きな人の家にあるもの気になりますよねー

そこに共通して好きな物があるとときめきますよねー

いいなー

憧れです。

 

セックス

 

パンケーキを食べるシーンは印象的でそこら中にいるカップルも大体事後なんだろうなー

2人が夜の営みに関して考えが違った。

よく聞く話なので男女のあるあるなんだと思う。「好きだからする 」「好きだからしなくてもよくなった」

まだまだ子供のわたしには全然分かりませんが結婚をどちらかカップルが考えた時に起きる問題なんだろう。

終盤にも営んでいたけどお互いどういう気持ちなんだろう。それぞれの自分の気持ちの確かめ合いの様なものなんだろうか。深い。

 

 

パン屋 クーリンチェ

ゴールデンカムイ

 

引っ越してから近所を開拓するのっていいですよねー

焼きそばパンってチョイスがまたいいよねー

憧れです。

 

思い出のパン屋が閉店した時の2人の対応の違い。

思い出に浸る余裕がその時の麦になかったのだろう。このことには結構衝撃を受けました。

思い出結構大事にするタイプに麦がみえていたので

後に2人はパン屋の事をちゃんと思い出していたので思い出は大事にした方がいいと再確認。

別れたことがきっかけで大切なことを思い出せたのならきっといい別れなのだろう。

 

クーリンチェが終わることに対しても麦は気にかける余裕もなく、ゴールデンカムイも13巻まで出ているのに7巻(だったかな)までしか読めてない麦。

付き合った年の2015年に第1巻がスタートした2人が好きな作品

時間の経過と心境の変化を巻数で表現してるのまぁまぁパワーあって素直に震えました。

パズドラ」しか出来ないと口にする麦

パズドラ…何も考えずに出来ますもんね。

社会問題も孕んでほんといろんな意味が込められた映画だと

作品に対してだがこの「『パズドラ』しか出来ない」はパズドラを揶揄した表現でパズドラ側がこの発言を許可した懐深いなと。

パズドラの対極として描かれているのがゼルダ

 

 

環境の変化でやりたいこと。出来ることって間違いなく変わると思います。

実際私自身もこの映画を見ていることもブログを書いていることも、周りがブログを多く書来ているのに影響されたり職場が映画館になったりと影響されまくり。

 

この変化に食らいつくか、変化されないか。

大学生から社会人になるという人生の大きなターニングポイントを2人はダイレクトに受けたのだろう。

終盤の2人で映画を観るシーン

私からみれば全然面白そうに見えない映画

2人も面白くなかったと思う。

しかし麦は面白いか面白くないか以前に興味すらわかず「絹は面白いと感じのだろう」と想像し適当に面白かったねと一言。

 

ほんとに何度もこんなシーンを見た気がします。

 

小さな価値観の違いでは爆発しません。

大きく2人の気持ちがズレるきっかけとなったのが麦の先輩の死

 

大きく感情を動かすものさえなければ個人的には2人は悪い形ではあったかもしれませんが結婚していたのかなと思います。

ただ生きていれば感情を大きくマイナスな方向へ動かすものは現れるので結婚していても別れたと思います。張りつめるほどに距離が遠くなってしまう糸がぷちんと切れるようなものなのでしょう。

 

結婚式の場で友人に2人はそれぞれ「別れる」事を伝えます。

 

この辺りから私は涙に加えて鼻水までジュルジュル。全然止まりません。

涙って静かですけど鼻水ってすするとうるさいです。きっと映画館うるさくて迷惑だったと思います。冒頭のシーンから2人が別れることはわかっていることなのですが、今までのシーンから察するに別れを告げる場所は思い出のファミレスだろうと言うことが想像出来たためファミレスにむかった時は胸が張り裂けそうで死ぬかと思いました。

 

ファミレスにむかう前に観覧車にのります。

麦は初めての観覧車。それを知らなかった絹は

 

「4年一緒にいても知らないこともあるんだね」と

2人は一緒にいてそれぞれのことをわかっているつもりだったのかもしれませんが、実際問題2人がそれぞれどういう心境で日々を過ごしてきたか全然わかりあえていなかった。このときの絹は観覧車のことだけをいっているのでないような気がします。

 

その後出会った頃のようにカラオケを楽しみ、付き合った場所のファミレスへ

観覧車からファミレスまで笑顔の2人

別れる時くらい笑顔でありがとうを伝えたい2人。

ファミレスで「別れよう」とは一言も発さないのに別れムード。脚本と芝居の力恐るべし

付き合った時の席ではなく奥の席に座ることに。2人が前に進んだ証なのかな。

 

話していくうちに途中で想いが込み上げた麦は「別れたくない。。」

揺るがない絹。。

今日楽しかったからまた楽しく過ごせると麦は感じたが絹は同じことの繰り返しだと告げます。

 

別れ話をするふたりの前に現れたのは、あの席に座る、あの頃のふたりのように同じ靴を履き、この上なく楽しそうな会話をする若いカップル。涙します。

昔の2人のような理想のカップ

麦はかつて捨ててしまった理想の恋を。。

絹は今も求めている理想の恋を。。

 

 

 

 

私は麦の気持ちが痛いほどわかります。

ただ一緒にいたい、そう思ってきただけなのにどうしてここまですれ違ってきてしまったんだろう。それでも今日みたいに笑えるなら2人ならやっていけると信じているのでしょう

 

私の想像ですが絹のほうが望むなら麦と一緒に居たいのでしょう。でもそれがもう絹にはできなくてならせめて今までの思い出だけは大切に胸に刻みたいんだと思います。

 

2人は別れたあと3ヶ月ほど同じ家に住みます。

この3ヶ月ずっと2人は笑顔で過ごしていました。

 

タピオカを飲んだり浮気話をきいたり

まぁ楽しいのでしょう

 

別れたことが2人にとってきっと正しかったのでしょう

 

 

映画をみて感じたことが大きく2つ

 

 

好きなもの同士がなにか色々あって別れた方が良いというふうになる思考が私には微塵も理解できませんでした。どんな困難も2人で乗り越えてゆく。別れるんじゃなくてどう乗り越えてゆくのか考えるべきなのではないかと

別れるのが正しい判断なのだとしてもだったらそんな正しい判断なんてしたくないし考えたくもない。今が楽しくなくてもまたいつか2人で笑える時が来る。そう思います。

麦が終盤に気持ちが揺らいで「別れたくない」という気持ちに凄く胸を打たれました。

 

 

ただ絹をみていて私にも意図して別れたものが2つあったことを思い出しました。

 

1つ目が一緒に暮らしていたひとつ上の先輩

 

専門学校の先輩だったのですが、卒業後お金が私にはなくて住ませてもらうことに。

 

やりたかった仕事を先輩は朝早くから夜遅くまで毎日安月給ながらこなしていました。

毎日楽しくなさそうに。しんどそうに。

しんどいなら辞めればいいのに、、

心の中ではそう思っていました。

そんな先輩をみて私は時々ご飯を作っていました。作ってと言われたこともあったのですが全然食べてくれません。というよりも帰ってきません。いつ帰るかと聞いても「てっぺん(12時)は超える」の一言のみ

ついには専門学校に入ってまでやりたかった仕事の日数を減らし副業

 

とはいえ定期的に遊んだりゲームしたりしてました。それでも私には限界が来て家を飛び出しました。

この時の感情をよく覚えています。

きっかけこそ「先輩の行動」でしたが私が家を飛び出したのは「先輩にも私に対してなにか想うことはきっとあるのだろう」と思ったことをよく覚えています。

 

楽しく過ごす日々もあったけど、これの繰り返し。同性の先輩だったとはいえ人と一緒にいる事の難しさを学んだことを思い出しました。

 

離れたもの2つ目 

HERO

 

私は遊戯王の「HERO」というテーマをよく使ってました。趣味の話です。好きですが最近は使っていません。理由は環境的に勝てない対面が多いからです。

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と毎回言ってるもののじゃあ今までは勝てる環境だったのかと言われると怪しいもので。じゃあ何が変わったかというと私が「勝ちたい」という想いに応えてくれる方が周りに増えたということ。その中でHEROを使い続けることが「正しい」判断ではないということを知ってしまったこと。別にその思考になったことに対して後悔はない。前に進んでいるつもりです。

ただあの時HEROを使っていた私と同じ気持ちで遊戯王をしてくれていた人とは価値観がかなり気づけばズレてしまったのかなと思います。

私はいまの選択が正しいと思っています。だからその価値観を人に最近は押し付けているような気がします。鑑賞中絹と行動する麦に対して「ちがうだろ!おまえ!!ちがうだろ!お前が言わなきゃいけないことはそんな事じゃないだろ!!以前のあなたはそんな人じゃなかった!」と何度思ったことか。

 

確かに環境的に使えなくって辞めちゃったけど、コレクションとして思い出にしまってあるし、それにまた機会があれば使います。それは今までもそうしてきました。(リンク初期やアライブ規制+サンダーの登場の時等)

好きって気持ちは全然残っているんですけどね。。好き嫌いじゃやっていけないこともあるんだなと実感してます。

 

 

別にこの2つはカップルでもなんでもないしなんなら片っぽは人ですらないですが人間には「価値観が変わると物事に対して無理だって思う気持ち」と「望むなら続けたいけどそれが出来ないという頑なな気持ち」があるということ。

 

 

 

2つ目はよくいる男性の気持ちがハッキリのえがかれていたこと。

真実かはわかりませんがおそらく女性側の気持ちも正しく描かれていたのでしょう。

絹の感情を我々男性は重く気持ちとして受け止めた方がいいのではないでしょうか。

 性別が逆でもきっと同じだと思います。

映画館で働いている時この映画を鑑賞するカップルが非常に多くみかけます。別れる映画だけど大丈夫なのか?!と心配していましたがこの映画がきっかけで仲直りしたりそれぞれを気遣えるカップルが増えることでしょう。

 

 

アフターストーリー

 

ストリートビューに麦が映っていて興奮しているシーンが序盤にあります。輝く未来を思わせるシーンです。

別れたあと2人でよく行ったパン屋をストリートビューで辿ると再び奇跡を発見します。

発見した時に大学生の頃に発見した時のように晴れやかな青年のような顔をします。

 

そのまま大はしゃぎで絹に連絡して最終的には復縁してほしいなと

復縁することがいいことだとは言いませんがやっぱり「2人で」幸せになってほしいなと願う自分がいます。甘いしまだまだ全然若い考えだと実感していますが、2人が離れて幸せに笑っていることのほうが今の私はとても苦しいんですよね。

 

きっかけさえあればまた付き合ってもいいのではないかなと思います。

大学時代のストリートビューを無邪気に女性に話すシーンが存在しました。あの勢いと若さがまたあるのなら絹と話すきっかけになるのかなと。。願いつつ。。

 

 

最後に

 

外を2人でトイレットペーパーを抱えながらアサヒビールを飲んでみたいな

共感の声が多いのではないでしょうか

 

書いている今は失恋していないのに凄く胸がザワザワする日々です。失恋って振られたりする時に使いますけど、花束は文字通り恋を失った。それがまだ私には純粋に刺さって中々しんどいですね。

 

2人のように強くなって前に進みたいですね

それぞれがいい方向にきっと成長していて成長したことですれ違っていく

儚いものを見事に演出してましたね

 

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