ハイウェイの堕天使

※ネタバレあり
正しい用法で賛否両論である今作『ハイウェイの堕天使』
良いか悪いかは関係ない。
コナンなのでみにいく。
千速

今回の主役。そして問題児。
映画30作までの構想をかなり前から練っていると公言していたので今回千速が主役に抜擢されたのをみるにそもそも本編に千速というキャラが出てきた理由も今回の映画のためだったりするんだろうなと思っている。
簡単に言えば警察学校組ファン向けの派生キャラ
勝手なイメージだけど警察学校組は女性ファンが多い気がするが千速はあんまり女性受け良くないタイプな気がする。
自身が美人だと自覚していて異性の好意を強かに利用しているキャラでありかなりのポンコツ。31歳。
コナン作品の数多くの女性キャラの中でも珍しいタイプで鼻につく人多そう。
残念ながら俺は結構すき。

萩原の姉という江戸川コナンとかなり距離の遠いキャラクターなのも扱いが難しくて
警察学校組向けでもあるだろうから松田&萩原に千速をどうしてもぶつけなきゃならないのだろうが松田も萩原もコナンとかなり接点が薄いので『名探偵コナン』というタイトルでひとつの物語としてつくるのはかなり無理がある。
千速をメインにして、千速に危機が訪れようともコナン視点「ちょっと顔見知りの白バイ警察官がピンチで大変」程度でコナンがその事件を過剰に追いかけピンチになっても視聴者はかなり置いてけぼりになっちゃう。
だから無理にでも悪い人は蘭を誘拐する必要があった。
そして蘭を誘拐させるためにわざわざコナンの居場所を追えるイヤホンを持たせ
犯人vs蘭を作り出し犯人と蘭に接点を持たせていた。
今回の悪いやつは千速の敵になるわけでバイク乗りになる。
バイクと蘭の接点も作りにくい。

脚本家視点
コナンを終盤起きる事件のより内側にいるようにしなければならない
↓
その為に蘭が人質として必要
↓
犯人と蘭に接点をつくる
↓
終盤までに世良とコナンを犯人に追わせる
↓
コナンを追跡できる状況をつくる
↓
世良がいきたいバイクのイベントに同行する必要がある
↓
世良と園子だけで済ませないように蘭に新要素「バイクに興味」を付け加える必要まである。
脚本家の仕事量多くないか。
そして劇場版でキャラクターの関係値や設定を動かしすぎてはいけないため「バイクに興味のある蘭」という本編に必要無い設定を取り除くため「LOOP」に乗ることでバイクの熱が冷めたと言うことにした。
脚本家の方大変お疲れ様でした。
コナン
上記の問題をクリアするためだろうけど今回特にやりたい放題に写った。
小五郎を通さず推理力発揮しまくり
世良、小五郎に発信機、盗聴器つけまくり
ヘリの操縦、爆弾の解体
灰原に犯罪指示
やりすぎなのにみんな当たり前のように受け入れている。
最後の最後にとある人物からただの子供じゃないと突っ込まれていた。いつものお決まりゼリフである「江戸川コナン 探偵さ」のため。
このセリフを大事にするために誰にも突っ込ませないようにしていたのだろうけど劇中の大人が誰も突っ込まないせいで流石に視聴者がつっこみつづけてしまった。

世良真純
全てのキャラクターと関係性が遠すぎる。
バイクを扱うので世良も登場させてほしいという要望が上からあったのだろうか。
登場させるなら世良のファンを満足させなきゃならないが犯人に勝っちゃいけないのに主役じゃないから推理もさせられない。
無難な落とし所としてか截拳道で参加。
その截拳道も蘭や京極と比べると人間すぎて印象薄め。
でも本編だとコナンの邪魔しかしないのでその必要がない今作は世良本来のいい所も出ていて良かった。
ここから超ネタバレ
龍里希莉子
今作のラスボス担当
今作は出てきた悪そうなキャラクターが全員悪いなかなか珍しい展開だった。
・犯罪者に弟を殺されている
・美女
・警察官と復讐鬼
と千速とリンクしている部分が複数あったのに思い返せば対決なし。
キャラ設定をリンクさせたが対決させるとそれまでにこの2人に接点を作ることが出来なかったからごちゃつきそうで出来なかったんだろうな。
直前で萩原が千速のことをどう思っていたかが判明したので千速が萩原のことをどう思っていたかをみせられるいいチャンスだったんだけどね。
これもタイトルが「名探偵コナン」じゃなきゃ出来ていそう。
舘沖みなと

キャラ名は調べてから知ったが要は畑芽育
去年の山下美月より喋ってた気がする。
ほとんど誤差だけど山下美月好きとしては去年もこれぐらい出てほしかった。せめて中盤にも再登場してくれよ。
ストーリー
千速メインにまとまってて感動した。
千速が生存キャラと全然接点がないからか登場人物も変に多すぎず、容疑者全員に思惑があってややこしい構造ではあったけどルシファー(バイク)というひとつの軸に途中から千速自身が成ることで全ての容疑者の中心に入っていた。
千速よりヤバいやつ
千速は前半から大アクションかましたにも関わらず、すぐ重悟のもとへ大ジャンプで登場、その後更にエンジェルの運転するとんでもライダーキャラだが今作はもっとヤバいやつがいる。
コナンくんだ。今回のコナンは犯人を止めるために出来ることは無茶な提案を千速にするしかなかった。
いつもは自分が無茶をする側だけど今回その無茶を扱う乗り物がバイクなので千速にするしかない。
後ろの死神からわけわからん提案を千速はされるが重悟経由で弟の発言を聞き実行に移す。
映画をみているときは
こんな大変な時に弟の発言を伝えてやるなよと思ったり
引っ張った割に要約すれば「姉のバイクはすごい」というもう散々分かりきったことではあって拍子抜けしたけど今振り返って感想を書いていると
弟の死の経験だったり無茶はするかもしれないと言ったりしてすぐ後追いする気のあるキャラかと思ってたけど、意外と自身の生に執着があるタイプなんだなと感じた。
多分命を軽く捉えず「生きてさえいれば大体どうにかなるでしょ」タイプ
爆弾がルシファー(乗り物)に搭載されており手がロックされて動けない。私はもうダメなんだと悟ったあとのコナンくんからの提案。
萩原の引っ張ったセリフの内容はみている我々からすれば引っ張った割にそれだけかいって思うレベルではあったけど私はバイクにのっている間は無敵なんだとあの状況で唯一千速を鼓舞できる発言なんだったと思うと結構アツいシーンではあったのかもしれない。
思い返せば浅葱との最後のシーンで特に千速から声をかけていない。
生きる=バイクにのっている
だとしたときバイクに乗れなくなった先輩にかける最適な言葉が千速にはなかったのかもしれない。
バイクにのれなくなっていたら私も先輩のようになっていたかもしれない。その事件に千速が関わらなかったのは皮肉にも弟の命日だったからなわけでひとつ違えば私が先輩のようになっていた、
それでも先輩のようになってはいけないとも千速は思ったのだろう。
だとすると千速がルシファーの正体に気づいたのは実ははじめてルシファーと遭遇した時だったりするのだろうか。
自身の皮肉な運命のせいで先輩がバイクにのれなくなったはずなのにアシスト機能なんていうもののせいで先輩は再度ライダーになることができてしまい街の人々を恐怖に陥れているのはさぞ許せないことだろう。
パフォーマンスシーンでアシスト機能を切ったのはアシスト機能の存在に怒りを感じたから?
コナンくんを浅葱先輩の元へ連れていったのはルシファーの正体をコナンくんにも気づかせるため?
午後9時3分に本来ルシファーだったのは浅葱先輩。
千速はこの運命を受け入れたから弱気になったんだろうね。
天国へのカウントダウン オマージュ
近年の映画は過去作のオマージュ要素があると言われていて今年は順番的に『天国へのカウントダウン』
幽霊バイクをみたときの富士山
ちょっと弱い気がする
あと女性キャラに運命を1度受け入れさせてからの男性キャラがオープンカーで抱えるとか?
あんまりしっくりは来ないけど絶対に天国へのカウントダウンオマージュはあったはずなんだ。
何故ならばオマージュの順番的に次は『ベイカー街の亡霊』
そして本編後の記念すべき30作目の予告がビックベン。ロンドンーーーーー
ベイカー街はコナンの設定的にワクワクするものではあるけれどかなりぶっ飛んでいる。
新一がでるとコナンくんは参加出来ないジレンマとかもあるからね。
どんな話なんだろうか
楽しみ!
脚本・演出
大倉先生脚本の犯人の動機はいつも「人に対して」
ラスボスの犯行動機が弟への復讐心だったり大金目的の大前も「これで媚びへつらう必要もない」とただ大金を手に入れることが目的じゃない。浅葱も浅葱で結局いちばんやりたかったことは千速と勝負と千速にこだわっていたあたり大倉先生の脚本って感じで好き。
動機が人だと小さく映る人もいるだろうから劇場版にスケールを求めるならシステム等に訴えかけがちな櫻井脚本がいいのだろうけどね。

蓮井監督の指示なのかアクションのテンポはかなり良かった気がしたけどセリフ回しがスローテンポな気がした。
特に前半すごくゆっくり喋ってて違和感を覚えたけど中盤からの疾走感で拭えていたとおもう。
その他
・あゆみちゃんなんてコナンくんにビンタした?謎だった。
・元太胸元に鰻重つけてなかった?
・コナンが蘭をみて微笑むのを微笑む灰原からしか得られない栄養素ある
・あんたのこと ’’'わりと’’好きだったぜ のわりとがまじで’’わりと’’だった可能性大
・ クレジットに "In memory of 田中敦子"
・黒タイツの犯人久々な気がする?黒鉄のときも黒タイツだったっけ?
・ MISIAの「ラストダンスあなたと」めちゃくちゃ良かった
・ ジョン・ポウダーの行方…
最後に
コナンに求めている要素がミステリなのかアクションなのがラブロマンスなのかで評価が分かれるという意見をみた
そういうのではなく今回の映画はどれだけ千速のことを受け入れられるかで評価が分かれる気がする。
俺は千速みたいなキャラが好き。
自身の強みをフルに活かし実力と実績をもって自身の地位を確立している人。
自分の強みを信じてやまないから自分の選択は意地でも正解にしようとするし、自分にどうすることも出来なかったことでどうしようもないことがおきたら言葉殺して凹んじゃうんだよね。
パンに目玉焼きのせたとき見た目良くないのに自信満々だったのはすごく解釈一致だった。そこまでいうほど見た目終わってないところ含めて。
こういう女性は危ないらしい。
あんまり関わらない方がいいって周りの人によく言われる。
重悟みたいな支えられるキャラに俺もなりたい
今はオクラホマミキサーを踊りたい
初恋の悪魔の感想
鹿浜鈴之介 Shikahama Suzunosuke(林遣都)
馬淵悠日 Mabuchi Haruhi(仲野太賀)
小鳥琉夏 Kotori Ruka(柄本佑)
摘木星砂 Tsumiki Sesuna(松岡茉優)
まず名前がいい
星砂という可愛い名前とあのぶっきらぼうな性格のギャップ。
こういう子は決まってお酒で酔っ払うとすぐ顔赤くなるタイプに違いない
鈴之助は現実主義だけどロマンチストでもあって
友達以上恋人未満の関係か?
面白い言葉を覚えましたね
ブランコには乗ったのか?
はい?
ブランコに2人で乗って、高く漕いだほうがたくさん好きだってことだよって話はしたのか?
それはしてません
それは恋人じゃないよ
何を参考にしてるんですか?
かわいそうに。お茶入れてあげるから座ってなさい
自分なんかにそんなロマンチックな展開はあってはならないって思っているから鈴之助は初恋のチャンスをたくさん逃してきたんだろうな
小鳥さんデけー 小鳥じゃない 鳥
人間から、お風呂とお布団を奪ったらどうなる?
殺し合う
正解
ガンジーだってナイチンゲールだってお風呂とお布団がなかったら人を愛せなかった今すぐあの人にお風呂とお布団を返してあげなきゃダメなんだ
俺は今日出かける決断だってできたけど9日からほんとに息詰まる生活だったからこのセリフを受けて今日はでかけないようにした。

そしたらほら、美味しそうなぱんに出会った
いいやろ😏👍
小鳥さんって自分の気持ちに気づいている担当なんかな。
言われなくても疲れてるよ
馬淵への返事も異常に早くて迷いないし
最終回冒頭の血をみた後のシーンも言っていることは逃げ出す人の言葉ばっかりなのに逆のことばかりしてる。
自分の気持ちに気づいているんだろうね笑
このドラマをみた1周目は3話が1番面白くて5話がいちばんよくわからなかったけと2週目は3話が苦しくて、4話がもっと苦しくて5話が1番良かった。
鈴之助は人の喜ぶ顔がみたくて動いた自分を恥じたのか
「エゴに礼はいらない」
「お手紙に返事を書けばよかった」
「電車で出会うあの人と一緒に本を読めばよかった」
「僕ももっと楽しくオクラホマミキサーを踊ればよかった」
自分らしく生きることに迷いを覚えている間につみきっつぁんとはるひの関係が良くなっていくのは苦しかった。
だからこそ5話勢いでいったカラオケは心から楽しんでいるようで嬉しかった。
大丈夫、自分らしくいればいつか未来の自分が褒めてくれる。僕を守ってくれてありがとうって。友達もいつかできる
去年1年片想いで俺はたくさんの人に心配された。

エゴで渡した好きな子へのポカリに対する礼に俺はなんの返事もしなかった。意味わからん。
ちゃんと礼の言葉を受け取って楽しくお喋りして、板橋の桜みにいってワイワイお酒飲んたり川口の花火大会にいってチョコバナナたべたり、焼肉にだっていけば良かった。
すべてはオクラホマミキサー。
くだらないと思っていたオクラホマミキサーを俺も今は踊ってみたい
「普通」に楽しいと思う
最終回でも星砂が鈴之助に自分らしく生きてほしいと願っている。
坂元裕二お約束の後ろを向きながら星砂が鈴之助に手を振り、自分らしくいたことでてきた友だちとのシーンでこのドラマをしめるの綺麗。
みたかったやつーーー
鈴之助目線で色々みちゃったけどお人好しの馬淵も自分のことを大事にした方が良いって言ってくれる人と一緒にいられるようになってよかったなとおもったり。
4話の馬淵の星砂への行動は自分も勉強しようと思う。
愚か者の身分

戸籍売買の闇ビジネスに手を染めていたタクヤたちが裏の世界から抜け出す話

どうして面白かったのか
・戸籍売買の深堀という馴染みのない分野 ⇒新しさ
・登場人物が人間味ある⇒共感
・裏の世界に染まりきっていないマモルがいる⇒視聴者の歩幅視点
・みたことないような映像の連続⇒インパクト

ただ確かに面白かったがこの作品を良いと言うべきかは疑問に感じる点もある。
ただのフィクションではなくすぐ近くにこういう世界があると思うと煮え切らない。
生きるために「悪」になるしかなく、目の前の金の誘惑に抗えずがんじがらめの日々。

その抜け出すことの出来ない連鎖の慣れに映像をみていて吐き気がした。
映画館で初めての経験だった。
途中で抜けて携帯をひらき映画が終わるまで残り何分かを確認する作業。
悲惨。
登場人物悪いことをしている人しか出てこない。悪い人たちが何も持っていないものから搾取する。

個人的ハイライト
・山下美月

山下美月が可愛すぎる。
パパ活女子にあんなに可愛い子いない。
多分自分が思っているより自分は山下美月が好きなんだと思う。うっかり目を奪われちゃう。
こういったクライムサスペンス似合っちゃう山下美月に惹かれるのはどうなんだろうね。

・目隠し取ってください
麻酔から覚めたタクヤ(北村匠海)が兄貴分の梶谷さん(綾野剛)に言うセリフ
その言葉を受けて梶谷さんの「めんどくせぇな」
すぐ配信される気がするからこのシーンだけでもみてほしい。代償の大きさに闇の世界に入ろうとする人は少しでも減る気がする。
・食
昔読んだ本に「人間の唯一の欠点はお腹が減ることだ」と書いてあった。
どんな世界に居てもお腹は減るし食事は取らなきゃならない。
やたらの食事のシーンが多い。
菓子パン、インスタント麺、スナック菓子、パフェ…
目隠しはずしてくださいのセリフ以降もおにぎりや魚を食べる。
自分の好きな映画「ひらいて」でも病みまくっている山田杏奈の食事シーンがあってそこが好き。どんなにしんどくても食べるしかないんだよね。
タクヤの弟の命日に線香炊いて虚無に中、弟分からの「カレーたべにいきませんか」
飲みに行こうでもダーツしにいこうでもなく、カレーという普遍的な食べ物でタクヤは救われていると思う。
闇の世界からの逃亡を図るため彼女に連絡する梶谷さんも切羽詰まった状態なのに彼女からかけられる言葉は「牛乳の賞味期限切れてるやつ捨てなきゃ」
愛する梶谷が賞味期限切れの牛乳を飲んでしまわないように心配している。
食は日常にある1番愛を感じやすいもの。
ちなみに、映画鑑賞中吐き気凄くてポップコーンめちゃくちゃ残っちゃった。

・エセ関西弁
多分、佐藤は関西弁だった。
もし関西弁なのであればすっごいエセだった。
序盤は下手な関西弁にイライラしてたけど後半からは関西人じゃないけど、身元割れないようにわざと関西弁で話している関西人ではない人にみえてきた。この闇世界怖い。

・予告と全然違う
違くはない。違くはないんだけど3日も逃亡しているわけじゃないし、予告ほど希望に向かって走っている感じもない。泥沼。

絶対すぐ配信されるだろうから映画館でみずとも配信されたらみてほしいな。
刺さってたまるかこんな映画
ドールハウス
あらすじ
5歳の娘・芽衣を亡くした鈴木佳恵(長澤まさみ)と夫の忠彦(瀬戸康史)。
哀しみに暮れる佳恵は、骨董市で見つけた、芽衣によく似た愛らしい人形をかわいがり、 元気を取り戻してゆく。
佳恵と忠彦の間に新たな娘・真衣が生まれると、2人は人形に心を向けなくなる。
やがて、5歳に成長した真衣が人形と遊ぶようになると、一家に変な出来事が次々と起きはじめる。
佳恵たちは人形を手放そうとするが、捨てても捨てても、 なぜかその人形は戻ってくる…… !
人形に隠された秘密とは?そして解き明かされる衝撃の真実とは―― !?
子供の頃、祖母の家に女の子の人形が寝床の近くに置かれていて当時その人形がめちゃくちゃ怖くて泣きついたことがあるんです。
それっきりその人形の姿をみることはなくなったんですけど、あの人形はだれのためのなんだったんだろうなって思ってました。
母方の祖母の家なので娘のための人形と考えるのが自然っちゃ自然なんですけどうちの母親はなんというか人形を欲しがるタイプじゃないというか、ものをアテにするタイプじゃないというか。
最近知ったことなんですけど、ずっと一人っ子だと思っていたうちの母親には実は双子の姉がいたそうです。
亡くなった原因までは聞いてないけれどずっと謎のお仏壇があったので当時は随分悲しい想いをしたんだと思う。
祖母はすごい優しい人だった。だから亡くなった時は凄く悲しかったし辛かった。
けれど祖母が亡くなったあと、祖母の話を周りからきくといつも怒ってばかりの怖い人っていって自分の知っている祖母のイメージとは全然違う人で、祖父も祖母がなくなったあと夢で祖母が怒っている夢をしょっちゅうみて全然ぐっすり寝られないらしい。
実際祖母のことを優しい人というのは弟含め自分だけで祖母は自分にだけ優しい人だったらしい。
そう考えるとなんとなくだがあの人形は娘のためではなく、祖母のためのものだったんだろうなと思う。
長々と自分事の話を書いたけれど要は今回の作品は自分にとって想像できる範囲で悲しみをリンクさせられるところがあり、自分のその想像を補強するような怖さがあった。
今回の映画で怖かったシーンが主に3つありその3つが原因でどんなシーンも怖く感じてしまった。
冒頭長澤まさみがご近所のままさんと交流を深めているシーンから始まるのだが他のままさんと比べて顔ちっちゃすぎるし、脚長すぎるしでその事が気になってしょうがない。
もうそれしか思い出せないんじゃないかと思うぐらい印象強かったがそこからの娘の衝撃の事故死。
この事故が怖い要素1つ目
美人で脚長くてもたった一つ大事なものがなくなると人生って崩壊するんだなって思う病み具合。
うちの母親はしょっちゅう病むのだがその母親と髪型含めて病み方がそっくりで響いた。
こんなに病んでいる長澤まさみにこれ以上の恐怖を与えないでほしい。
そんな全てを失ったような様子の長澤まさみは人形を手に入れることになる。
この人形なんとも言えない不気味さがあるけれどもうそんなことはどうでもいい。
この人形を手に入れることで長澤まさみはとても元気になる。周りからおかしい人って思われる描写もあるのだが、娘を失って生きる力を失っていた長澤まさみがこの人形のおかげで元気になったんだもの。不気味でもなんでも全然オッケー。
夫の瀬戸康史は人形をとても不思議に思っているけれど、周りからの説得もあり人形の不気味さよりも妻の体調の回復に喜ぶことになっていく。
自分だったらどうしただろうな。
自分の好きな人が家族を失ったりでもして、信じなれないぐらい人が変わったように病んでいたけれど不気味な人形を獲得することで元気になったら自分はちゃんと受け入れることが出来るのかな。
人形云々もだが自分はちゃんとどういう形であれ好きな人の体調の回復を素直に願える人でありたいななんて思ったり。
その人形を連れて旅行やドライブ、買い物に出かけて人生を謳歌する。
娘はかくれんぼ中に洗濯機の事故で亡くなりその事故が原因で洗濯機を利用できなくなっていたが精神的に回復していったこともあり洗濯機を新しく買い直したりもして。
そんな長澤まさみは信じられない爆弾を手に入れることになる。
なんともう1人娘を授かったのだ。
終わった。さいあくだ。
ほんとに勘弁してほしい。
想像するじゃないですか。この娘もなくなってしまったら長澤まさみはもう絶対に立ち直れない。
娘の出産後、直ぐにその展開を予期させるかの如く人形の髪の毛が首に巻きついて娘の命に危機が迫る。
ホラーミステリーなので驚かす側と驚く側がいていまの自分は驚く側の長澤まさみとかなり近い形で気持ちがリンクしているので、この爆弾(娘)がいつ爆発するのか怖くて仕方ない気持ちでみることになる。
色々あって封印していた人形を娘はみつける。
この人形に新しくあやちゃんと名前が付けられる。
あやちゃんVS娘(まいちゃん)のバトルがはじまる。
かと思いきやあやちゃんとまいちゃんは意気投合。そのあやちゃんのせいでまいちゃんはどんどんおかしな絵を書いたり友達を傷つけたりする変な人になってしまう。
こうなってしまうとバトルはあやちゃんVS長澤まさみ。
長澤まさみはあやちゃんに恐怖する日々を送ることになる。瀬戸康史に人形が動いたりしていて不気味だと相談するもあまり気にかけてくれない。
恐怖って過去の経験からリンクできるものがないと自分事にしにくくて、ここまで長めに自分が怖いとおもった理由を説明しても今これを読んでいる人はイマイチピンときていないと思う。
ゴキブリって世間では恐怖の対象物だけど北海道の人はゴキブリを恐怖の対象物にしていない。ゴキブリが家に出たことある人はゴキブリが家に出たといわれたら恐怖を共感出来るじゃないですか。そんな感じ。
恐怖その2 娘の死
あまりに怖くなった長澤まさみは娘が幼稚園に通ったと同時にあやちゃんをゴミ出しする。
しかし家に帰るとさっきゴミ出しした茶色の紙袋を被ったあやちゃんの姿が。
あまりに恐怖し長澤まさみはあやちゃんを袋叩きにする。そして振り返ると袋叩きにしたはずのあやちゃんの姿が。
じゃあいま袋叩きにした幼女は一体なんなんだ。
よくみるとその袋叩きにした幼女は娘のまいちゃんだった。
長澤まさみは自分の手で娘を殺めてしまった。
長澤まさみ発狂。
このシーン自体は夢オチだったのだが、凄く心に残ったし、精神的に良くない。
このシーンは二度と観たくない。
恐怖シーンその3 娘の異常行動
長澤まさみはこの夢以降おかしくなってしまい、長澤まさみはまいちゃんから隔離されてしまう。
まいちゃんはあやちゃんと共に瀬戸康史側の母方に預けられる。
人形のあやちゃんは祖母に恐怖を与えるので祖母はあやちゃんを粗雑に扱う。そして娘のまいちゃんと人形のあやちゃんは家から失踪。
祖母が娘を探しにいくもその祖母が何者かに襲われた状態で警察に発見される。
祖母には腕時計の上からの噛み傷がある。
このとき瀬戸康史は噛み傷の正体は娘のまいちゃんのものではないかと考える。
腕時計の噛み傷と娘のまいちゃんの歯型が合うか確かめるために瀬戸康史は寝ている娘の口元をあけにいく。
その時、娘が目をガン開きにして発狂するホラー演出。
娘のまいちゃん驚かす側かい!
単純に意外性でビックリしました。
ドールハウスは人形が家に来た1家に訪れたホラーミステリーだがドールの部分はあまり怖くない。
ドール要素のホラー演出は火力低め。
というのも、最初の娘が事故死する以外誰も死なない。つまり人形が原因で死人が出ない。
人形を大事に扱う人は当然のこと雑に扱う祖母、胡散臭いお祓い士、警察、モブのゴミ収集業者ですら死なない。
死んでもおかしくなかった瞬間も沢山あったが明確に生存描写があったので恐らく意図的に生かしているのだろう。
おかげで人形のホラー要素より娘の死=母親が抱えている爆弾が軸となっている恐怖が際立っている。
良かった点は無駄に暗い時間帯に動かない、呪われた場所に意味もなく行ったり、怒りをかうために行動する変なやつ、恐怖のため謎行動をする人物が王道ストーリーをしているのに出てこなかったこと。
ただ理想の夫婦に悲劇が訪れてしまった。
そのせいで普段なら買わない人形を買ってしまった。
その話の延長で起きた出来事で収まっていた。
終わり方だけなにがしたかったのかよくわからなかったけど前半からとてつもなく怖かったので問題ない。
今回の映画を改めて文字にして振り返っていて思ったのは瀬戸康史、長澤まさみ含め演者の演技力の高さに感動した。
変にアイドルやホラーだけでみる演者を使わず実力者のみで固めた所がキャラの行動の説得力を高めていて面白かった。
敢えてアラ探すなら、人形をキャラクターとカウントした時に薄いキャラだなと思った。
■
※メモ形式
※日本選手権用
K9側しかない相手はK9の妨害が全てメインフェイズにしか発動できないのでマッドラヴのバウンス効果をバトルフェイズに発動する挙動をみせると沢山妨害を踏める
また、アーデクが出せなかったヤミー相手にはラゼンの効果を破棄する形でスナッチーの正面に出せば妨害数を大きく削ることができる
この時ラゼンでサーチしたかったカードは大概ホーリース、またマッドラヴでみせる地属性もおおよそホーリースになるだろう
このようにVSK9デッキはホーリースを最初から持っているかどうかで出力と立ち回りの余裕が大きく変わる。
先攻 ホーリース
ホーリースしかない時はともかくとしてホーリースが絡む初動の類はドロー系誘発以外は関係なくなる。
同様に最終盤面に手と前と後ろの3箇所で対象の取らない着地狩り妨害を置くことが出来るので捲り札も効かない。
なのでホーリース+ヨクルの場合、ヨクルの効果を使ってホーリースを出す方がいい。
1ドローで質の高い妨害を手と前と後ろで置くことが出来る。
この持ち方の時ドロー系誘発は効かないものとしてカウントしていいので変にスタンバイにドロー系誘発を打つ必要もない。スタンバイに発動する理由を敢えて探すなら打たれるはずだったステイクを躊躇させることができる所だがこのステイクもよっぽどがない限り発動するのが正しいと思うので躊躇されないだろう。
初動の発動する順番は
ステイク→ヨクル→召喚権でステイクしかVS側のギミックがない場合ステイクへのうららを嫌ってヨクルから入ることもあるだろうがベースK9側だけで捲られることはない前提でデッキ選択をしているので自分は初動がステイクとヨクルのみの場合ステイクから入るようにしている。
特に日本選手権の場合2回戦以降は対戦相手のデッキがわかるのでヤミーだった場合、リッパーを絡めた後パラダイススマッシャーにいけばダイス勝負に勝たないうちは勝利は確実だろう。
先攻 ヨクル
上記からヨクルがあればVSがあろうがなかろうがまくられないと考えていたが昔と変わらずヨクルしかないパターンは対面のイズナで詰み。
構築でヨクルを増やすことには賛同だがヨクルの増やし方には賛否がありそう。
後にランタンからケースオブを拾うからカオティックを多めにいれるのか、はたまたイズナ(地属性)を早い段階で拾えるケースオブを増やすのか。もしくはその両方を増やすのか。
このnoteを書いている今も迷っている。
ヨクルをはじめから持っているのとヨクルをサーチしに行くのは、ドロールの受けの悪さが変わってくる。
ヨクルを増やす決断をするならばドロールの受けの悪さは諦めていいかなと思う。ただ
ステイク+炎みせ
ヨクル素引
のどちらかは残りの札と合わせて大概ドロールの受けが良くその部分を削ることはないのでヨクルサーチ札を増やすことがドロールの受けの悪さに直結するとは考えてない。
上記の残りの札がその2枚と噛み合いやすいカードにするのかヨクルを増やすカードにするのか。
このデッキは汎用カードに頼らないので延命が難しいから事故がちゃんと負けに繋がるのでヨクルを増やすカードを優先したい
先攻 ヘヴィーボーガー
複数引いても先の勝利に貢献しない
じゃおろんと名前が同じの赤の他人
そもそも初動じゃないので枚数は最低限に抑えるべき。
0枚にすることも考えたがキルラインが変わってくるので1枚は必要だった。
後攻

先程の先攻のことを踏まえた上で後攻を意識したものをまとめるとこんな感じになる。
リトル、スタート、アーゼウス、ヴァロンのどれかを使ってスノーデビルを超えてスノーデビルを構え直す。
相手のターンにラゼンとホーリースをだし直せるところまで追いつく。
どこかで相手がミスするのを待つ。
ミスしたタイミングがあればその瞬間にライフをとりにいく。
ミラー以外は展開を止められなきゃ対面が下手でもない限り捲ることは出来ないです。
ポイントはやはりエキストラターン、エクストラデュエルになるので長めにゲームをすることになるのかなと思います。
1本目が先の場合、2本目を速攻で畳むかetに突っ込むかは非常に迷うと思う。
確実に勝てないとEDに入って運ゲーが始まる。
2本目畳むタイミングは15分は残したい
試合が始まるのが残り10分、先展開でエラーが起きると7分はかかるだろう。
2本目畳む決断をするのに始まってから10分はかかるだろう
つまり、1本目を20分以内で終わらせなければならない。
無理だろ。1本目30分はほしい。
1本目先なら20分以内に、後手なら20分以上30分以内に終わらせるといい。
隻眼の残像

コナンの季節。春。
春って世間では何かと始まりのシーズンではあるけれどコナンのおかげで自分は1年頑張って来たんだなって思えるシーズンになった。
コナンのいつものメインテーマが流れるまでが1年の最後。
映画「館」で流れる大音量メインテーマはまさに除夜の鐘の音といっても過言じゃない。
そんな楽しみにしていた今年のコナンは!
神脚本!

歴代のコナン映画の中で1番良かった。
本編ある作品の強みを活かした最高クオリティ!

順不同で良かったところを書いていきます。

・元太くん
綺麗な長野の山々をみた感想としての第一声が
「美味そう」 (多分アドリブだと思う)
あまりにもバカすぎる。
今作こんな感じのコメディ要素がかなり多くて楽しいです。
不必要だと思えるぐらいのコメディ要素が次々に繰り広げられるんですけど、これは後に重めの展開を行うため必要な中和要素なんだと思えて楽しめました。
他にも元太くんは刑務所に詳しい蘭姉ちゃんに向かって
「刑務所に入ったことあんのか?」
やばくないですか。
何がやばいってこのセリフに誰も突っ込まないんですよ。
途中光彦だけ元太くんのセリフに突っ込んでいたけどあのシーンも絶対アドリブだと思う。
シリアス系の渋め作品の少年探偵団はコメディ担当にされること多かった。
今作を観る前からそのつもりで挑んだけれど中盤の光彦と元太の犯人に立ち向かうかっこいい姿。
普段単純なコメディ担当にされるせいで印象の面で損しがちだったけれど今作はとてもいいポジションだった。

・鈴木園子、風見
鈴木園子は映画で毎年登場するキャラクター。
ノルマでもあるのかと言わんばかりに近年は無理やり毎年登場しては唐突に退場する。
だいたい主な役割として作品で発生するイベントのチケット渡しがち。
今回は逆。
逆なんですよ。
蘭が園子にチケットを渡すんですよ。
これまでの園子の活躍を労うかのように。
過去作(ゼロの執行人)でコナンが風見に盗聴器を仕掛けるのですが今回は逆にコナンに盗聴器を仕掛けます。
これも逆。
お金持ちにチケットを渡したり、公安が小学1年生に盗聴器しかけたり普通に考えれば絶対におかしいことがちゃんと成立していてこれまでのコナン作品の歴史を感じました。
そう考えるとCパートに差し込まれた小五郎の発砲をなかったことにするくだりは過去(ゼロの執行人)、小五郎に濡れ衣をきせたものをチャラにする意味があったのかな。
園子のシーンでわざわざ京極さんが出てきます。園子には京極さんという大切な存在がいることが強調されます。このシーンの前にもコナンが蘭姉ちゃんとサッカーを観にいくくだりでわざわざ「デレ」シーンが差し込まれてます。
意外とデレを強調して差し込まれるのは珍しいし、この後実際にサッカーみにいって喧嘩ないし最悪な展開ではなく結果としてサッカーが破棄になるあたり重要なのは「デレ」そのもの。
恐らく今回のテーマと思われる「人にはそれぞれ様々人を想う心がある」事が最初っから描かれていました。

・警察組
警察メインの映画でも珍しく特定のキャラの深堀というよりは警察全体を描いた本作
警察組のかっこよさもちゃんと描かれました。
白鳥警部が高木佐藤に敬礼されていたシーン。実は結構珍しいシーンでちゃんと白鳥が2人の前で上司していてそれが当たり前のように流れているのが感慨深い。
過去白鳥と高木佐藤は色々あったけどちゃんと上司だって感じられて嬉しかった。
・高木佐藤
今後アベック組と呼ばれるであろう2人。
古いかは自分にはわからなかったのできっと古い言葉なんだろう。
古いとは言うけれど高木はアベックであることを否定しなかった。高木のそういうところ好き。
最後犯人に、職務倫理を唱えていた2人。
佐藤刑事は過去松田の件で道を外れそうになっていました。ちゃんと全うに務めているんだな、この2人がいうと単なる〆の言葉ではなく重みがあってよかった。
・アクションシーン
重め、渋めの話の展開、登場キャラクター数からアクションシーンは少なめかと思っていたがかなり随所に飽きないように盛り込まれていました。
初っ端のアクションシーンコナンの装備品のフル活用。
全力を出しても逃げられる。
今作の相手は強敵であることを予感させるいいスタート。
めっちゃかっこよかった。
途中のスケボーのローアングル好きです。
珍しいアングル。
からの蘭姉ちゃん、銃撃戦、雪崩
そしてラスト。全部かっこよかった。

・おっちゃん
おっちゃんがメイン回の本作
メインだからといって普段より頭脳が冴えわたるんけではない。
途中から長野県警がメインになって空気になっていたけれど、映画だからといって背伸びをしていないのが個人的には好感度高め。
普段通りのよく知ってるおっちゃん。
大切な人がいなくなるとちゃんとメンタルやられちゃう人。
蘭やコナンが自分のいない所でピンチになるといつもボロボロ。(摩天楼等)
「遊びじゃねぇんだ」
今作の印象的なセリフ。
自分の息子では無いとはいえ預かっている他所の子だから蘭とはまた違って大事にしなきゃいけない気持ちが強いんだと思う。
雪崩でコナンを必死に助けようとするシーンで他所の子ではあるけれど親としての責任をとても感じた。
おっちゃんのかっこよさを強調するために自力で真相にたどり着いても良かったところを敢えて新一の推理で真相にたどりつくストーリー展開。
背伸びをしない感じがむしろ自分では無い別の誰かの推理でもなりふり構わずたどり着かなければならない真実であることを受け入れている覚悟を感じられておっちゃんならではのかっこよさがまたひとつあった。
おっちゃん本来の良さが凝縮されていた。

・キャラクターの位置取り
動線カンペキだった。
コナンと警察をくっつけさせるまでが超自然。
だからごちゃごちゃにもならないしすんなり話も入ってきた。
合流好きポイント
①蘭・高明
高明のセリフを蘭が翻訳(?)するくだりが本編にはある。別にこのくだりってなくてもいいじゃないですか。特別な関係が2人にあるわけじゃないし。
でも無理やりでもなく自然な流れで「いつもの」をやってのけた。しまいには終盤でコナンくんに大事な言葉を届けるところまでやってのけるもんだからおったまげ。
②コナン・哀ちゃん
「ったくもうしょうがないわね」
こちらもまた定番ゼリフ。コナンがいつも無茶言うんですよね。その役割を今回は風見が押し付けられているもんだからないのかなって思っていたらちゃんとありましたね。
声色的にいつもほどのいやいや感はなかったように聞こえました。
哀ちゃんは蘭を自分のお姉さんに普段から重ねがちなので、そんな蘭から「科学者、すごいね哀ちゃん」と褒められるのは嬉しいものなんだろうなと思いました。
③林・上原
気づいたらサラッと2人きりになってました。
2人とも大切な人を失った原動力で間違った方向にすすんだ者。しかも自覚あり。
林の問いかけに上原は自分も重ねられる部分が大きくあってウルっと来たんだと思う。
でももう上原は間違えない。悲しみで変な方向には進まない。Cパートのシーンは自分の気持ちのままに進もうとする意志が少し感じられた。
④景光・高明
高明が死に近づくことで再会。
映画ならでは。2人のシーンをあんな感じで作り上げるとはビックリ。
ふたりの別れ方が「無線があったら1人で駆けつけない」と論理的なところは高明ぽい。

・コナンくん
「ゼロの執行人」「緋色の弾丸」でコナンが降谷や赤井と正義や信念で対立するところが描かれていた。
そのコナンの信念とは何かをCパートで高明が表現していた。
命は守る。大切な人を悲しませたくない。
上記2作と今作は同じ脚本家の櫻井先生なのでちゃんと言葉におこして伝えたかたったテーマのひとつではあったのだと思います。

そう考えるとこのシーンは中々くるものがある。
今回中身が新一であるコナンがいつもに増してあざといシーンが多かった。
「子供っぽい子が公安を振り回す」ギャップを強調したいんだろうなと思った。
見た目は子供、頭脳は大人ってこと。
・高明
使命を全うする冷静沈着キャラに収まるキャラかと思えば意外とコナンくん側のキャラクター。みていて印象が結構変わった。
10か月前(どうでもいいけどこの10ヶ月前ってまだ新一なのかな?)に大和が雪崩で行方不明になった際、上原は大和が死んだと思った。それに対して高明は助かる命だと信じた。
大和が犯人に襲われた時も自ら乗り出して大和を助けた。
大和が自殺志願者と評されたが高明はその逆。
大和を助けたあと、命の危機になるが生きるために自らの居場所を伝えるために発砲する。
「沈黙の15分」でコナンがやった演出とほぼ同じ。
Cパートのコナンの信念の理解を示すのが高明であるところからもコナンのように生の執着が強いキャラなんだろうなと思った。
・その他
リモコンを無くしたくだり
日常でなくなりがちなものと大切な記憶(思い出)をリンクさせたかったのかなと思う。
おっちゃんは鮫谷という苗字に心当たりがなく、出身地も忘れている。
Cパートでリモコンがみつかっていると同時に出身地が鳥取であったことを思い出している。
でもこの話を友達にしたら、リモコンがなくなったのは今回はコナンくんに眠らされないよっていう隠喩だと思うといわれたのでそっちの方が納得。
そう考えるとわざわざみつかったくだりしかもその報告をコナンくんがやるのなんか面白いし蘭姉ちゃんがコナンくんのマフラーをリボン結びにしたのも今回は蝶ネクタイ変声機の出番がないからなんだろうな。
しっしっ
その鮫谷との電話のシーンでおっちゃんが蘭やコナンを追い払うのだが、1歩だけ進んでその後止まったまんま。
普段の必要のないやり取り感があってめっちゃ好き!
不満
多少はある。
今回のKing Gnuの曲が渋めの作品には合わなかったなと思った。正直モヤッとしたし歌詞もこれまでよりは作品に寄せてはいない。
今回の映画はKing Gnuがやることそのものに大きな意味があるので気にしている時点で俺の負けではある。
他にも小五郎の信念が薄かった(届かなかった)なと思う。
小五郎が銃を発砲する時って犯人と対峙した時で、覚悟がきまりきっているときの印象が強い。
雪崩を起こさなきゃ命に関わるのかと思いきや、雪崩を食い止められなかったが自力で助かっている。
小五郎のよさって他者と対峙したときに現れる人間としての魅力。相手の本音に等身大で向き合って、応えるところ。
山かー。とは思った。
『14番目の標的』で英理が人質に取られた時とか、『水平線上の陰謀』で秋吉美波子を投げた時とか同じ柔道部だった中道を背負い投げして「お前が弱くなっただけだよ、心も体もな」って言ったり、中学の同級生のりっぺに「幼なじみのお前をこんなつらくて悲しいウソで一生縛りたくはねーからな」とか。
小五郎が誰かと向き合ったりするシーンがなかったのはちょっと残念ではある。
鮫谷が初見キャラだったが故に亡くなってもイマイチ入り込みにくかった部分はある。
おっちゃんのキャラクター的に悲しんでいるんだろうなとこう達観してみてる自分がいた。
林と小五郎の接点をつくっておくか、鮫谷をもう少し深堀るかしたらもっと良くなったかな。
・最後に
来年も映画を上映するみたいです!
また警察組かとは思ったけど警察組好きなので個人的には楽しみです!

劇場版 ウルトラマンアーク

かなり勿体なかったなと思う。
三部作構成で描かれそれぞれにテーマを持たせわかりやすくウルトラマンアークのお祭り映画として話が進んでいくながれ。
1部目が怪獣との絆の物語
2部目がキャストのお祭り
3部目がVSレポ星人
サスカル(竹中直人)がはた迷惑なやつで身勝手に試練を押し付けてくる。
試練の目的は力を持ったものがしっかりと優れた勇者であるかどうかを見極めるため。
この見極めが本編後の話に繋がるという仕組み
・サスカルの目的に入り込みにくい
本編通してユーマ及びアークが優れた勇者であることを我々視聴者は既にみてきたためこの3つの試練を乗り越えられるかどうかの不安がまず無い。
劇場版デッカーの時にも近い感想をもった
スフィアがいなくなったことで宇宙人が地球に攻めてきて再び危機が訪れる。
しかしどんな宇宙人が現れようと本編通してデッカーチームが困難に屈しない安心感が既にあり迫力にかけた。
迫力にこそかけたがその安心感を活用してデッカー世界の話をより深く劇場版でほっていくことで本編を視聴してきたものならではの独特な楽しみ方が出来た。そしてラスト前にすすむキャラクターに勇気をもらうことができた。
(後述します)
・1町をムーゴンが守っていた
ユーマはムーゴンの分まで我々がこれから頑張っていくと依頼主に伝えた。
ご存知の通り本編後ユーマは地球を離れたのだ。そしてそれを視聴している我々は知っている。
ユーマはまたひとつ責務を放棄して地球を去ったという見方ができてしまう。
ユーマはだいたいいつもこんなかんじ。
恐らく放棄ではなく抱えたまま背負って地球を離れているに違いない。
それは想像でなんとなく推察できるがあまりに視聴者の想像に任せて放置しておくべきものではない。
・2部目はだいぶ無理がある
ただコーヒーを飲んだ結果犯人がわかったので倒しただけ。しかも倒したのがアークではなくリンさん。
犯人がリンさんである必要性が残念ながらない。
リンさんが取り憑かれ酷い目にあった描写も特になく、リンさんのコーヒーをほんとに飲むのかという問いかけに対してシュウさん以外が特別躊躇する訳でもない。
本編のキャラがキャッキャやっているだけでもちろん楽しめるがそれは限られた尺の劇場版ですることではない。
これもあくまで想像だが普段のユーマならコーヒーを2番目にのんでいたと思う。
自分は取り憑かれていないから早く仲間に信頼されたくて。
しかしリンさんの言葉でシュウさんの言葉を疑った。だから怖くて飲むのを少し躊躇し順番が最後になった。
だとすればリンさん(取り憑かれている)は先にユーマに飲ませる件を作ることで飲まないで上手く飲んだもの飲んでないもの2VS2の構図ができたと思う。
人に取り憑くくせにバカ。
結局コーヒー飲んで体が受け付けず自爆してバレるからタチ悪い。
バカなら頭脳派のリンさんとかに正体を突き止める役割をつけてもよかっただろうに犯人はリンさん。
なんの捻りもない2部だった。
・三部目
これまた新しいことをたくさんやっていたし本編のセリフにリンクすることもたくさんあったのにまとめすぎて展開が早くて話すこと全てが薄っぺらく聞こえた。
他者の痛みってそんな数分の出来事で理解しようと思えるものなのか。
本編で他者の痛みを理解できないゼズーサイドとアークサイドの対比がわかりやすく描かれた。
アークはユーマが受けた傷を長い年月一緒に過ごし毎日悲しみにくれていたから理解できる。
それを本編でちらっときいたのと作品をみて飛び出してしまったシュウさんをみてで涙を流せるほど同情できるとは思えない。
ユーマには人を想う想像力があるのかと思えば1部、2部では疑ってばかり。
でもそれでこそユーマだと思う。
ユーマは特別な想像力をもっているキャラではなく人を思いやる想像力が必要だと思って過ごしてきたキャラだからだ。
だからこそ3部目はもっと濃く描く必要があったと思う。
・ギルアークとサスカル
今回のMVPはこの2人
知らないキャラクターが急に活躍するのはみていて結構キツイ。
仮面ライダーでよくあった次回作のキャラが突然乱入して活躍して去るあれぐらいキツイ。
例にあげた仮面ライダーと違ってこの先登場する可能性も残念ながらほぼほぼないため活躍されても困る。せめてもっとこの2人のバックボーンを深掘ってくれたら少しは見る視点もかえられたかもしれない。
アーク本編で理不尽な逆境は全て想像力でお釣りが出るほどのプラスにして乗り越えてきた。
今回ゼロゲロスとギルアークVSアークの逆境構図もユーマの想像力(サスカルにお願いする等)で解決するならまだしもサスカルがただ過去へ飛んできただけ。
ユーマはいいんですかとサスカルに訪ねる萎縮気味の始末。
ギルアークの共闘は子供のころにカオスウルトラマンカラミティがコスモスと共闘したらどんな感じになるんだろうと妄想していたものが少し叶った気がしてなんか嬉しかった。
・レポ星人とゼズー
ゼズー本編をみてる感じだとレポ星人と手を組むなんて絶対出来ないと思う。
すごく分かりやすくいうとゼズーって痛みにかなり鈍感なやつ。
そんなやつが傷を増幅させることを強みとする敵と利害関係が一致するとは思えない。
ユーマたちの視点から手を組んでいるようにみえたってことはレポ星人は相当優秀で本編に敵として現れなくてよかったなと思う。
結果理不尽ムーブを主人公サイドからかまされて敗北するのが可哀想。
・全体通して
ただ流石アークと言うべきかやっぱり基盤が本編でしっかりしていた分三部作とも1ファンとしては楽しめた。
音楽もよかった
アークの作品をこれからも見続けたいなと思ったし、最後のエンドロールで流れるかつての作品を見返していてひとつとして欠けることなく全ていい作品だったなって改めて思った。
ここで一旦一区切り
さよなら、アーク